サラリーマンの平均貯金額っていくらくらいなんだろ?
平均値と中央値について
サラリーマンの平均貯金額について統計調査を実施してみた。
統計調査は、一般的には平均値と中央値という2つの観点から行うことが一般的です。
平均ってなんだ?
平均とは、ある数やものの中間的な値のことを言います。
たとえば、10人のサラリーマンがいて、
9人の人が300万円、1人が2,000万円を持っていたとします。
その場合の平均金額は下記のように計算します。
・(9人×300万円)+(1人×2,000万円)=4,700万円
・4,700万円÷10人=470万円
平均は、470万円。
10人中9人が300万円しか持っていないにもかかわらず、
1人が2,000万円も持っているために平均金額は470万円となってしまいます。
中央値ってなんだ?
中央値とは、数字を小さい順に並べた時に、中央に来る数字のことです。
先ほどの例の場合、10人中9人が300万円で、1人だけが2,000万円ですので、
中央値は300万円となります。
では、「平均値」、「中央値」の2つの観点からサラリーマンの貯金額を見ていきましょう。
20代サラリーマンの平均貯金額と中央値は?
- 貯蓄のない世帯【45.3%】
- 平均貯金額【184万円】
- 中央値【0万円】
中央値が0万円!!!
20代のサラリーマンは大半が貯金をしていないことがわかります。
しかし、安心してはいけません。
中央値が0万円にもかかわらず、平均値が184万円と出ています。
一部の人はすでにかなりの金額を貯金していることがわかりますね。
働き始めて数年で、コツコツ貯金している人とそうでない人の差がすでに現れています。
30代サラリーマンの平均貯金額と中央値は?
- 貯蓄のない世帯【31.0%】
- 平均貯金額【395万円】
- 中央値【167万円】
やはり、20代と比べて平均貯金額も中央値も大きく上がっています。
そして、貯蓄のない世帯も45.3%から31.0%に。
年齢を重ねるにつれて貯金への意識も変わっていくのですね。
投資や貯蓄に励む人と、お金に無頓着な人でさらに差は開いていくようです。